寺院(11)ー円覚寺、「鎌倉禅林の美」展示

先月東寺の密教に関し公開された曼荼羅ワールドを見学した際、三井記念美術館で「円覚寺の至宝」展が開催されてることを知り、所要で上京したついでに立ち寄ってみました。

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円覚寺は鎌倉五山第二の臨済宗円覚寺派大本山で何度も拝観したした事はありますが、今回公開された物は門外不出で何れも公開された事がない物ばかり、円覚寺を知りたい人にとっては必見の展示会でした。 
因みに2016年10月に拝観した時の事は「鎌倉お寺巡り」に。

本展覧会は、大用国師200年・釈宗演老師100年大遠諱を記念して開催されたもので、円覚寺と円覚寺派の至宝、総点数110点ー国宝や重要文化財が展示されました。

展覧会の構成はおよそ以下の通りです
無学祖元の「開山箪笥」と円覚寺の名品・・・椿梅竹堆牛盆、酔翁亭黒盆、無学祖元木印など。
円覚寺の名品 大用国師・釈宗演老師大遠諱関係 特別展示
円覚寺の華厳禅と舎利信仰
鎌倉宋朝禅の蘭渓道隆と無学祖元
大陸文化との交流 ・・・彫刻・絵画と書跡・青磁器・漆器、草創期絵図 パネル展示

先ずは無学祖元が所有し使用されたと言われる品々が「開山箪笥」の中に納められ、その内容物すべてが重要文化財に指定されてます。それが今回展示公開されました。
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              「開山箪笥」の展示風景

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            重文 青磁袴腰香炉

次は、円覚寺では寺外初公開された本尊の宝冠をかぶり装身具を着けた宝冠釈迦如来像や国宝・舎利殿に安置されてる重文・観音菩薩立像や地蔵菩薩立像他沢山の仏像が一同に並び展示された様は正に「円覚寺の至宝」そのものでした。
中でも建長寺を開山した蘭渓道隆と円覚寺を創した無学祖元の像が並んで展示されるのを見れたのは今回の特別展示ならではないかと思うほど貴重な展示でした。

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                  仏像の展示風景       
数ある仏像の中でも珍しく他の寺院では見られない膝を立てた重文・滝見観音菩薩遊戯坐像(青雲寺)と重文・銅造阿弥陀三菩薩像・韋駄天立像(浄智寺)を見れました。(像はすべて転載したものです)
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                  滝見観音菩薩遊戯坐像

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                  銅造阿弥陀三菩薩像

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                  韋駄天立像                


円覚寺とその一門寺院に伝わる、彫刻、絵画、書跡、工芸品などの優れた作品に接し、その昔少し縁を持った者として其れ等を見学出来ただけでなく,円覚寺が持つ奥の深さと鎌倉独自の宗教、文化、芸術創造の中心的な存在の寺院だった事を改めて確認出来た貴重な展示会でした。

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この記事へのコメント

みなみたっち
2019年06月09日 18:13
うわー、この展覧会は知りませんでした。
以前は、毎週のように新聞等で美術館、博物館情報をチェックしていましたが去年の春からあちこちに痛みが出てからは出かけることも控えるようになってしまいました。
こうしてこちらで見せていただけて、とても良かったです。
この美術館は特に素敵なところですよね。

最近の足の不調の件でもご心配いただいてしまいました。m(__)m
特に何をしたということもなく、古傷(昔、テニスで捻挫した)が桜の京都行きの後くらいからじわじわおかしくなってきていたのが、急に激痛がはしるようになってしまい現在、静養につとめているところです。
2019年06月09日 20:20
見学者も少なく音声ガイドを借り説明を聞きながらゆっくり見学しました。初公開のものばかりだということも一段と興味を持ち2回ほど繰り返し見学しました。久しぶりに円覚寺に浸りました。
古傷の痛みだったですか。歩けないと困るので一層の静養で早く治ると良いですね。